うつをカウンセリングする時の注意点

医療分野で最も使える心理学

医療分野で最も効果が高いものは?
 まず、現在日本では「認知行動療法」の研究が非常に盛んにおこなわれております。これは、うつ病の治療などに対して効果が大きいからと言われておりま す。しかし、かといって「認知行動療法が一番効果が大きい」と言えば、それは何とも言えません。
 例えばですが、うつ病の薬は非常に多くの種類があります。これは「人によって効果がまちまちだから」です。それと同様、心理療法もクライエントによって 効果が様々なので「この治療方法を覚えておけばOK」と言うものはありません。
 
■精神科の先生も使うの?理由は?
 自律訓練法・認知行動療法・来談者中心療法・行動療法など様々な心理療法が日本にありますが、これらの治療を精神科の先生が使う場合もあります。特に認 知行動療法は(精神科の先生が行えば)保険診療の点数として認められていることもあり、使う人は多いと思います。
 但し、これもまた医師によって立場が様々なので、全ての先生が使うとは限りません。「薬が第一」と言う人もいれば「薬よりも心理療法が重要」と言う立場 の人もいます。その為、全ての先生が心理療法を行うとは限らないことは理解しておくと良いでしょう。
 
■精神科の先生はどうアプローチしているの?
 意外と知られていないことですが、実は「診断」が出来るのは医師だけです。即ち臨床心理士やカウンセラーは「あなたはうつ病ですね」と言った診断を行っ てはいけないと決められているのです。また、当然ですが薬の処方が出来るのも医師だけです。そのようなこともあり「投薬・診断することを念頭に置きながら アセスメントを行える」と言う点が精神科の先生の特徴と言えるでしょう。勿論、必ずしも「精神科の先生のカウンセリングの方が良い」とは限らないので、そ こは注意が必要です。
 

 認知行動療法が日本では多く研究されているが、必ずしもそれが一番効果的な治療とは限らない。また、精神科の先生が心理療法を行う場合もあるがこれもま た医師によって立場が異なる。ただし、精神科医だけが病気の「診断」が出来るということは精神疾患に対して取り組む上で非常に重要なポイントである。