うつをカウンセリングする時の注意点

うつが増えた理由

なぜ日本は鬱が増えた?
日本におけるうつ病の人数は20年前に比べると倍以上にも膨らんでおります。このように人数が増えた理由としては、勿論「世にうつ病が認知されるように なった」と言うこともありますが、他にも景気の悪化やサービス産業の増加など様々な要因があります。
また、派遣社員などの非正規雇用が法律の改正によって大きく増大したことも、うつ病患者が増えた理由と無関係とは言えないと思います。このような様々な状況によってうつ病患者が増えてきたと言えるでしょう。
 
■対処は?昔と比較して理由は?
対処としては、まずしっかりと治療を受けること……と思う方も多いかもしれませんが、それは不正解です。皆さんは冬になったら風邪をひかないようにビタミンCを取ったり部屋を加湿したりなど「予防」をしますよね?
これと同じで、うつ病においても大事なのは「治療」に先駆けて「予防」をすること、すなわちうつ病にならないように心がけることが重要です。その為、日 ごろからストレス管理をすることと休養をしっかりとることが重要になることでしょう。
 
■世界から見る日本の事情
よく「日本の精神科医は患者を薬漬けにする」と言う声が聞こえてきます。この声の真偽については今回は控えますが、このような声が上がるということは裏 を返せば「日本では、いつでもどこでも患者に薬を提供できる環境がある」と言うことでもあります。政情が不安定な国ではいつ患者に薬を提供できなくなるか が分からないということもあり、心理療法に頼らざるを得ない……と言う事情があるのだと思います。
また、日本のうつ病比率が途上国と比べて低い(そもそも日本はうつ病比率自体が実は低い)ことからも分かる通り、心理療法がまだ欧米ほど進んでいないと はいえ、全体で見れば、うつ病治療に関して言えば、日本はかなり恵まれているのではと思います。

うつ病が増えた要因は様々であり、派遣社員の増加などの経済的な問題も多分に関係していると考えられる。そのような状況で、まずうつ病は「予防」することが大事。日本のうつ病治療は恵まれていると言えるが、過信してはいけない。